ひび割れが小さく、シェルが薄い箇所で、シェルの素材の劣化が比較的進んでいない年式のブーツであれば、修理ができる場合もございます。修理はシェルと同じ素材を用いて、ひびが入った部分を溶接のように補修します。
ブーツの着脱の際に、ロワシェルの合わせの部分が交差したり、インナーブーツのタンが挟まったりすると、割れの原因になります。レース用など一部の上級モデルでは、レース付きのインナーブーツを履いた状態でシェルの着脱をする方もいらっしゃいますが、シェルに無理な力がかからないように気を付けていただければ、シェルの割れやインナーブーツの傷みを軽減させることができます。また、アッパーシェルの第3、第4バックルの締め方が緩めで、脛部分の前傾が強めの方は、アッパーシェルがロワシェルに接する部分に過度な負担がかかってしまいます。シェル割れの予防のためにも、使用方法に気を付けてくださいますようお願いいたします。